山 行 報 告 | |
2015/3 / 26〜28 北ア・蓮華温泉周辺山スキー | メンバ:W大高、越野 記録:大高ぁ |
【コースタイム】
(3月26日)
栂池駐車場9:40〜10:10自然園発〜12:30天狗原13:20〜14:30蓮華温泉
(3月27日)
7:10蓮華温泉発〜9:03瀬戸沢下降点(滝見尾根)〜12:302100m付近〜15:20蓮華温泉
(3月28日)
7:30蓮華温泉発〜10:30角小屋峠〜12:40風吹大池〜14:35林道終点〜15:50北野= 栂池駐車場
【記 録】
(3月26日)
未明に横浜を発ち、越野宅経由で栂池へ。無料駐車場(宿泊用)に車を停める。そして、ゴンドラ、ロープウェーと乗り継ぎ自然園へ向かう。ロープウェーは運行表だと30分間隔だが、この日は15分間隔で運行中だった。 天気は良く暖かい。風もなく、天狗原までのヘリスキーがどんどん上がっていく。ハイクアップも含め、春休みに入り、平日の割には人がいる印象。 天狗原からは振子沢を蓮華温泉へと下りる。先行のシュプールは一つだけ。快適にシュプールを描く。雪質もまあまあ。振子沢は沢床が狭いが、今年は雪が多く左右に降りていくのだが、2年前と違い広くとれる。尾根の乗越しも楽に越えられ、あっけなく蓮華温泉着。中ノ沢、乗鞍沢も水流が無く雪に埋もれている。
外湯を期待したが、数日前に降雪があり、源泉と沢の水のブレンドがうまくできないため、入れないとのこと。内風呂のお湯も少なく、これも混ぜ具合が難しいためだそうだ。
今日の宿泊は、ケビンさんという有名なガイドが日本人男女2人のガイドを伴い、金持ちのアメリカ人・オーストラリア人を連れたツアー5人。越野さんは女性ガイドをみくりが池温泉旅館で見かけたことがあるとのこと。2人とも有名なガイドらしい。あと日本人ガイドがお客さん2名。岐阜から来た夫婦。単独のスノボお兄さんが1名。
夜は外国人と旅館のスタッフで盛り上がっていた。我々は越野さんの持参した高級ワインと高級おつまみで既に宴会は終わっており、明日に備えて寝る。
(3月27日)
6時に朝食を早めてもらい雪倉ルートへ。岐阜の夫婦は朝食を弁当にしてもらい五輪山へ。昨年雪倉へ行ったそうだ。
トレースは滝見尾根から蓮華岳の方へ行っている。下ってきたトレースらしい。越野さんがGPSと地図を駆使しつつ先頭を滑る。登り気味に滝見尾根に出て下り、一昨年行った瀬戸沢下降点に到着。
沢へ下る急斜面も今年は雪がべったりついており、楽に滑走。瀬戸沢はもちろん雪に埋もれ水流は全く無し。登りに入るとスノボー青年のトレースがある。
雲一つ無い快晴に真っ白な斜面。きれいだ。稜線は雪煙が舞っており、途中から強風が吹き下ろしてくるようになる。風自体は暖かいのだが、強風には耐えられず2100m付近で撤退。
途中強風の中をスノボー青年がものすごいスピードで一気に滑走していった。2100m付近はシュカブラで滑り難らかったが、雪倉の滝付近は快適な滑走で最高に気持ちよかった。滝見尾根からスノボー青年のトラバースルートで戻る。的確なトラバースで無駄がない。後で小屋の人からそのまま栂池まで下ったとのこと。ラッセルして雪倉の頂上も踏んでいる。たいした体力だ。
(3月28日)
今日は風吹大池経由で北野に下る。今日も快晴だ。ヤッホー平らから角小屋峠までは快適な歩き。暑い。
風吹大池には天狗原から来た数名と合流するが、かれらはかみすき牧場へ下るらしい。北野への下りは、ちょっとしたアップダウンが多く、越野さんはまったく気にせず行けるのだが、特に私は全く登りがだめで、そのたびごとにシールをつけるはめになった。この時間差は大きいと感じた。
テレマークにもかかわらず越野さんはかなりの急斜面の重い雪も難なく滑りおりるので感心した。一度ルートをはずれて登り返した時は、うまくトラバース出来ずスキーをはずした拍子に急斜面を滑落しそうに肝を冷やした。
越野さんのGPSと地図のナビゲートで無事林道に到着し、そこからは快適に滑走して四時前に集落に到着。後で新しい地図を見たところ、林道はかなり上まで延長されていて、かつては無かった一般ルートになっていた。
タクシーもすぐにきてくれたため、スムーズに駐車場に戻れたが、途中の林道は雪崩れそうで、ちょっとでも雪崩れたらタクシー入れないよと忠告された。
倉下の湯は源泉が壊れて営業停止中のため、白馬駅近くのみみずくの湯にいくとものすごい人で湯船になかなか浸かれず早々に出た。その後は順調で早い時間に帰宅することが出来た。
大高あ記